以前よりキャラクターについてまとめてきましたが、今回は「クロッカス」についてす。
双子岬編で、ラブーンの治療をする灯台守として登場しましたが、実は、ゴール・D・ロジャー率いる「ロジャー海賊団」の船医でもあったクロッカス。
今回は、そんなクロッカスについて調べてみました!
クロッカスとは?
海賊王 ゴール・D・ロジャー率いるロジャー海賊団の元船医です。
現在は、グランドライン(偉大なる航路)の入り口、「双子岬」で灯台守をしており、そこにいるアイランドクジラ「ラブーン」の面倒も見ています。
特に悪魔の実の能力は持ち合わせていないようですが、覇気は見聞色を会得しているようです。
双子岬編では、ラブーンがゴーイングメリー号ごと麦わらの一味を飲み込み、そこでラブーンの体内にいたクロッカスと出会います。
クロッカスは「とある海賊」を50年以上待ち続けるがゆえ、レッドライン(赤い大地)を壊そうと自らの頭を打ち付けるラブーンの体内を改造し、内部から治療を続けているのでした。
尚、その後のスリラーバーク編でラブーンが待ち続けていたのが「ブルック」であることが判明しました。
この展開には、多くの読者が「おおおおお!!」と歓喜したのではないでしょうか。まさかまさかの伏線でしたね。ONE PIECEのなかでも1、2を争う名伏線だったと言えるでしょう。
ちなみに、今回調べてみて、当たり前ではあるのですがクロッカスはラブーン・ブルックが訪れる前から灯台守をしていたことに気付きました。
ラブーンは50年以上、双子岬でブルックらを待ち続けていますから、クロッカスはさらにその前から灯台守をしていたことになります。
当初は、引退後の余生を、現役時代の戦闘力を生かして、猛者が多く訪れる双子岬の灯台守をしながら過ごしているのかと思っていましたが、魚人島へ向かう前に「コーティング職人」として出会ったレイリーといい、ルフィ達のルートを先回りするかのような場所に「元ロジャー海賊団」の団員がいるなという印象を持ちました。
なにか意図があって、それぞれいるべき場所にいる、といった雰囲気がありますよね。
となると、バギーは置いといて、その他の残りの船員たちとの出会いを経て、最終的にはシャンクスの元にたどり着く…という流れとなるのでしょうか。
覇気は?強さは?
クロッカスは見聞色の覇気を使えるとされていますが、戦闘シーンなどがほとんどないため、あまり情報がありません。
ラブーンの体内でバロックワークスと戦った際は、ラブーンを守るため、大砲の弾を体で受け止めていますから、元々の戦闘能力も高いように感じます。
なにしろ、ゴール・D・ロジャーをはじめ、レイリーや、バギー、シャンクスと同じ船にいたのですから、ある程度強かったには違いありません。
また、グランドラインの入り口ともいえる場所で灯台守をしているぐらいですから、そこを訪れる海賊より強くなくては勤まりません。レイリーまでとは言わないものの、超新星・最悪の世代とやりあえるほどには強いのではないでしょうか。
扉絵で酒を飲んでいたのはシキ?
クロッカスは、その後あまり登場はしていませんが、扉絵で気になるシーンがありました。
それは「笠の男」と、ラブーンの前で酒を酌み交わしている様子です。
後ろ向きに描かれており、正体がわかっていませんが、これまでのケースを考えると、この後登場するには違いありません。
パッとみたところでは劇場版第10作目『ONEPIECE FILM STRONG WORLD』に登場した、金獅子海賊団 大親分「金獅子のシキ」のようにも思えますが、完全に一致はしません。
個人的には、以前このブログでも取り上げたように、「赤鞘九人男」の河松ではないかと考えています。
河松については、酒呑童子と違い、まだ明らかにされていない部分が多く、正体・またモデルについても憶測が飛んでいます。
化け物扱いされていた、イヌアラシとネコマムシのシーンで、笠の侍がもう一人見切れていることから、河松も異形のものではないかという説が有力で、河松という名前から、河童である説が有力となっています。
確かに、酒呑童子も妖怪ですし、妖怪である河童、しかもずっと笠をかぶっている…。となると、信憑性がありますね。
最新話ではついに「河松」がシルエットとは言え登場しましたから、クロッカスと酒を酌み交わした人物が河松なのかどうかが、明らかになりそうですね!
まとめ
ロジャー海賊団の船医であったクロッカス。
実は、ロジャーの病状をはじめとする様々なパーソナルな部分を知る重要な人物ではないのでしょうか。
ロジャーの船に乗っていたのはたった3年ですが、ロジャーが見込んだその腕は超一流のはず。そんな彼が向き合ったロジャーの病とはいったいなんだったのでしょう。
これからのストーリーで明らかにしてもらいたいですね。