海賊が歌う「ビンクスの酒」の元ネタは何?歌詞も調査してみた!【ワンピース考察】

今回のテーマは「ビンクスの酒」です。

ワンピースの中で、海賊をはじめ多くの人が知っている有名なこの歌。

この歌の元ネタや、歌詞について調べてみました。

目次

ビンクスの酒とは?

 
ぷに助
 海賊の歌なんだよね。 
ぱちぇこ
 有名みたいだね。 

ワンピース 46巻 第486話

 

ワンピースの世界では誰もが知っているとされているポピュラーな舟歌です。
いつ頃できた歌かはわかっていませんが、ブルックが生前から歌っていたことを考えると、50年以上は歌い継がれているはずです。

海賊の生きざまを歌っており、歌詞は6番まで存在するようです。

アニメではブルックのテーマソングとなっており、ブルックは当時所属していたルンバー海賊団が壊滅した際も船員たちでこの歌を歌っていました。

作詞は作者の尾田先生が担当しており、作曲はアニメ楽曲を担当している田中公平さんが担当しています。

元ネタは?

ぷに助
 最初はヨーホーのやつだと思ってたけど。 
ぱちぇこ
 全然歌詞は違うね。 

ビンクスの酒については元ネタがわかっていません

個人的には、元からある舟歌や「ヨホホ」というキーワードから、ディズニーランドの「カリブの海賊の歌」がヒントになっているのかなと思っていました。

カリブの海賊でもそうですが、海賊たちは「YO-HO」という掛け声を使っていたそうなので、ヨホホはそこからきていると考えられます。

実際のカリブの海賊の歌はとにかく「誘拐」「強盗」「放火」なんでもやるぞ!俺たちゃ海賊だからな!と、自分たちの「悪さ」を称えるかのような歌となっているので、それに比べるとビンクスの酒はずいぶんと穏やかな歌のように思えます。

そもそも、この「ビンクスの酒」というのが何なのかについてもよくわかっていません。

  • ビンクス=人名(生産者?所有者?)
  • ビンクス=地名
  • ビンクス=銘柄
  • ビンクス=原材料名

パッと考えただけでも、上記のようにいくつもの可能性が思い浮かびます。
個人的にはビンクスの酒というのは戦利品の一部であり、「ビンクス=地名」なのではないかなと考えています

シャンクスが白ひげの元を訪れた際も、持参した酒について「出身地である西の海(サウスブルー)の酒」だと言っていましたね。

ワンピース 45巻 第434話

 

きっと、ワンピースの世界では銘柄や生産者などにはこだわらず、どの土地の酒かぐらいしか気にしないのではないでしょうか。

また、白ひげが一口飲んでわかったということは、ワンピースの世界では酒にその土地特有の風味などが色濃くでるのではないでしょうか。

このことから、この歌に登場する海賊は、ビンクスでの戦利品としてビンクスの酒を持ち帰るよと歌っている…とも考えられます。

歌詞は?

ぷに助
 6番まであるんだっけ? 
ぱちぇこ
 いい歌詞だよね。 

ビンクスの酒の歌詞は以下のとおりです。

ヨホホホ ヨホホホ ×4

1.港の唄

ビンクスの酒を 届けにゆくよ

海風 気まかせ 波まかせ

潮の向こうで 夕日も騒ぐ

空にゃ 輪をかく鳥の唄

2.船出の唄

さよなら港 つむぎの里よ

ドンと一丁唄お 船出の唄

金波銀波(きんぱぎんぱ)も しぶきにかえて

おれ達ゃゆくぞ 海の限り

3.海の唄

ビンクスの酒を 届けにゆくよ

我ら海賊 海割ってく

波を枕に 寝ぐらは船よ

帆に旗に 蹴立てるはドクロ

4.嵐の唄

嵐がきたぞ 千里の空に

波がおどるよ ドラムならせ

おくびょう風に 吹かれりゃ最後

明日の朝日が ないじゃなし

ヨホホホ ヨホホホ ×4

5.別れの唄

ビンクスの酒を 届けにゆくよ

今日か明日かと宵の夢

手をふる影に もう会えないよ

何をくよくよ 明日も月夜(つくよ)

6.行く船の唄

ビンクスの酒を 届けにゆくよ

ドンと一丁唄お 海(うなば)の唄

どうせ誰でも いつかはホネよ

果てなし あてなし 笑い話

ヨホホホ ヨホホホ ×4

この歌詞をパッとみたときに「ドラム=ドラム王国」「もう会えないよ 何をくよくよ 明日も月夜(つくよ)=モコモ公国」などが思い浮かびましたが、旅のターニングポイントというには弱いのでたまたまかもしれませんね。

最後の「果てなし あてなし 笑い話」に関しては、ラフテルの綴りが「laugh tale(笑い話)」であることが判明したため、様々な推測がなされています。

おそらく最後の韻からきたしめだとは思いますが、ここからロジャーたちが「旅の最終地点=laugh tale(笑い話)」とした可能性もありますね。

しかし、レイリーたちはラフテルで「歴史のすべてを知った」そのうえで「笑い話」としたのは一体なぜなのでしょうか。個人的には、その歴史上で起きた争いの理由を「くだらない」としたような嘲笑的な意味が込められているのではないかと考えています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ネコマムシの旦那の歌のように、作者が歌を気に入って歌先行で作中に登場させたことも考えられますが、かなり前から作曲者に依頼をしていたようですし、6番まであるというのは、なにか伏線が隠されていると考えてしまいますね。

ビンクスの酒には一体どんな秘密が隠されているのでしょうか。

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