【ワンピース考察】ネズミ大佐・モーガン・スパンダムなど海軍の悪い人物まとめ

今回のテーマは「海軍の悪い人物」についてです。

物語初期の東の海(イーストブルー)では、ネズミ大佐やモーガンをはじめ、海軍にも関わらず「」に染まった海兵が登場したのが印象的でした。

今回は、そんな海軍の悪い人物についてまとめてみました。

目次

海軍とは?

ぷに助
 絶対的正義がスローガンだっけ? 
ぱちぇこ
 治安を守っているんだよね。 

国際的な統治機関「世界政府」直属の軍隊で、世界中の海を守っています。

絶対的正義」というスローガンを掲げており、主に以下のような職務を遂行しています。

  • 海賊の取り締まり
  • 治安の維持
  • 世界政府による命令の遂行

世界政府による命令の遂行には、「世界政府に不都合なものを隠蔽・隠匿する」といった、それが果たして本当の「正義」なのか疑問に感じるようなものも存在します。

また、現実世界においても「正義」の定義が人それぞれ違うように、海軍の中でも「正義」に対する考えがぶつかることがあります

それが著しく表立ったのが、かつての三大将「赤犬(サカズキ)」と「青雉(クザン)」の元帥をかけた戦いでしょう。

結果、赤犬が勝利し、元帥に就任、青雉は海軍を去ることとなりました。

また、ワンピースの世界では時折、海軍が街全体を管轄することがあり、そのことからも海軍以外の陸軍といった軍隊は存在しないように見受けられます。

ワンピースの世界の三大勢力が、以下の3つであることからも、海軍が唯一の軍隊であることには違いないでしょう。

  • 海軍
  • 四皇
  • 王下七武海

そのため、海賊以外では、海軍に力が集中しており、かつてのシェルズタウンで悪政を敷いていたモーガン大佐や、ココヤシ村でアーロンに買収されていたネズミ大佐など、海軍によって一般市民が苦しめられるといった事態も発生しています

海軍の悪い人物とは?

ぷに助
 やっぱネズミ大佐とモーガン大佐が印象的かなあ。 
ぱちぇこ
 あとスパンダムね! 

海軍で「悪い人物」と判断できるのは以下のとおりではないでしょうか。

  • ネズミ…海軍支部大佐、アーロンから賄賂を受け取る
  • モーガン…海軍支部元大佐、独裁者として悪政を敷く
  • スパンダム…CP9元司令官、酷い職権乱用
  • スパンダイン…CP9元司令官、バスターコールでオハラを消滅
  • ビリッチ…海軍本部元准将、アニメオリジナルキャラクター
  • ガバナー…海軍本部元中佐、アニメオリジナルキャラクター
  • ミンチー…海軍本部元軍曹、アニメオリジナルキャラクター
  • シーザー・クラウン…海軍の元科学者、子供を薬漬けにしていた

印象としては、やはり「海軍支部」「スパンダイン親子」「アニメオリジナルキャラクター」に分類されるように感じます。

シーザー・クラウンに関しては、海軍といえど科学者で、元よりマッドサイエンティストであったことから、別枠と考えることができるでしょう。

ネズミや、モーガンといった東の海における海軍の腐敗は問題となっていそうですが、気になるのはその腐敗や弱さについて、海軍本部がなぜ動かないかということです。海軍本部がいかにグランドラインに気を取られているか、力や注力がそこに一極集中となっているかがわかりますね。

海軍支部の動きについては現在、ほとんど作中に登場せず、その他の北・南・西の海がどのような状況かはわかりませんが、海軍本部が「平和の象徴」とまで表現する東の海の海軍が腐敗しているというのは、違和感を感じますね。

スパンダイン親子については、「権力におぼれた親子」といった印象を持ちます。父親であるスパンダインはまだ職務を全うするためにバスターコールをかけており、その非情さはおいておいて「完全な悪」と判断するには迷いが生じます。

実際に、父親のスパンダインの真意はわかりませんが、一応「オハラが大量殺戮兵器を呼び起こそうとしている」という命のもと動いていたようです。

反対に、その息子であるスパンダインは完全に「」であるといえるでしょう。彼の行動には「正義」というものを感じることができません。

最後に、アニメオリジナルキャラクターについては、話を完結させやすいことから、「悪い海軍」が敵となるエピソードが多くあるようです。

また、「悪」と判断するにはグレーゾーンであるといえるのが、以下のキャラクターです。

  • ヤリスギ…海軍本部准将、子の捜索を懇願する市民を足蹴にした
  • ロブ・ルッチ…CP0、殺しの正当化のために海軍入りした

ヤリスギに関しては、特に悪事を働いてはいないものの、ドフラミンゴの部下として潜入していたヴェルゴの報告を信じ、子の捜索を懇願する市民を足蹴にしたり、その願いを聞き入れないなど、到底市民に寄り添っているとは思えない態度をとっていました。

それどころが最後には「公務執行妨害で住民を殺して町に火を放つ」とまで発言しています。

また、ロブ・ルッチに関してはかつて人質にとらえられた兵士500名を「弱き正義」として惨殺した過去があり、かつてCP9に入ったのも「殺しの正当化のため」と断言しています。これだけみると「」であると判断しそうになりますが、ロブ・ルッチは無作為に人を殺すことなく、ある程度の「ポリシー」によって行動を起こしているようにみえます。

そして、その考えはある人物とも重なります。

赤犬は悪なのか?

ぷに助
 読者によってはね~! 
ぱちぇこ
 エース殺したし、海兵すら殺そうとしたし。 

赤犬とは…

海軍本部の最高位である「元帥」です。また、角刈り・入れ墨・広島弁など、ワノ国を連想させるヴィジュアルをしています。

登場時は大将で、青雉・黄猿とともに三大将と呼ばれていましたが、元帥就任をめぐる青雉との闘いに勝利し、センゴクの後を継ぎ元帥となりました。

自然系(ロギア)悪魔の実「マグマグの実」の能力者で、マグマにより全てを焼き尽くすことができます。ルフィの義兄であるエースのメラメラの実に上位性を持つ能力で、その能力によりエースを殺害しています。

赤犬の正義を貫く半面、敵前逃亡するなど「海兵にふさわしくない」「自分の考える正義にそぐわない」というだけで、味方であろうと始末しようとする姿勢は末恐ろしいものを感じます。特にその考えや行動が強くでたマリンフォード頂上決戦では、同じく大将の青雉・黄猿も疑念を感じる様子を見せました。

また、赤犬に意見したコビーも、「正しくもない(自分の考える正義と異なる)海兵はいらん」という理由で殺されそうになっています。

個人的には、前述のスパンダイン、ロブ・ルッチらを含め、赤犬も「」であると判断します。その理由は「正義」という名の元に罪もない人物を殺めたからです。戦争や爆撃で、罪もない人が攻撃者の意図なく巻き込まれてしまったというケースとは違い、彼等は意図的に殺害をしています

今や、海軍元帥となった赤犬ですが、その狂気じみた「正義」を全面的に肯定することとなる結果となり、今後の海軍の方針が気になるところです。

海軍の中でもそれぞれが異なる正義を持っていますから、「スモーカー」「コビー」「ガープ」などの面々や、残された三大将「黄猿」は赤犬の元帥就任をどのように感じているのでしょうか。

また、赤犬がなぜ徹底的な正義にこだわるようになったのかが気になるところです。過去にそれを絶対のものとさせる出来事があったのか、はたまた新魚人海賊団のホーディのように、具体的なきっかけのない「悪」「弱さ」に対する「憎悪」の塊なのでしょうか。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

海賊を捕まえ、治安を守るべき海軍ですが、その中に自分の私欲のために動いてしまう海兵がいるというのはとても残念ですね。

特に、「徹底的な正義」を掲げ、海兵をも手にかけようとする赤犬が元帥となってしまった海軍が、今後どう動いていくのかが気になるところですね。

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