今回のテーマは「光月トキ」についてです。
光月日和が生きていたことにより、光月トキも生きているのではと考える読者もちらほらいるようですが、光月トキは本当に死んだのでしょうか？
また、光月トキが死んでいるのならば、新たに生まれたはずの「トキトキの実」はどうなったのでしょうか。
光月トキとは？
ぷに助
ぱちぇこ
ワンピース 91巻 第920話
ワノ国「九里大名」であった光月おでんの妻であり、モモの助・日和の母親。
また、超人系（パラミシア）悪魔の実「トキトキの実」の能力者で、未来の世界へ自身や任意の人物をタイムスリップさせることができます。
光月トキが発した「人間は過去には戻れない」というセリフについては、光月トキの倫理観からそう発したものなのか、トキトキの実の能力としての制限かは明らかにされていません。
しかし、光月トキ自身は未来へ未来へと旅してきたらしく、その渦中で夫である光月おでんと出会ったようです。
光月おでんがカイドウ・黒炭オロチの手にかかり、光月トキらも討ち取られようとした際、モモの助、錦えもん、カン十郎、雷ぞう、お菊の5人を20年後のワノ国へタイムスリップさせました。
光月日和と何人かの家臣は、未来に送ったモモの助らになにかあった時のためにと、元の時代に残し、自らについても光月おでんと同じ時代にと、残る決断をしています。
そして、燃え盛る城の前で息絶えたとされています。
光月トキは生きてる？
ぷに助ぱちぇこ
ワンピース 91巻 第919話
光月トキの死については、居眠り狂四郎が「息絶えたと"いう"」と発言しています。つまり、これはあくまで狂四郎が伝え聞いた内容だという表現となっています。
また、光月トキの明確な死を表現する描写も特には見当たりません。
光月トキ自身も「（光月おでんが生きた時代に）残る」とはいったものの、「光月おでんの時代で命を終える」とはいっていません。
その他にも気になる点はいくつかあります。
- 光月日和が目にしたであろう母親の死について語らない
- 居眠り狂四郎の存在
- 光月トキの顔を隠す理由
光月トキと元の時代に残っていた光月日和。そんな光月日和の正体が判明しましたが、その口から母親の死については語られておらず、回想シーンなども特に描写されていません。
モモの助たちと出会ったときにその詳細が語られる可能性もありますが、その光月日和を助けたとされる居眠り狂四郎の存在もまた気になるところです。
小紫という花魁として働いていた光月日和は、黒炭オロチの怒りをかいますが、狂四郎の手によって斬られたことで、その場から逃亡することができました。
狂四郎はわざと光月日和を殺めなかったと思われ、むしろ光月日和を守っていた存在だったのではないかと読者の間では話題となっています。
このことから、狂四郎は光月トキについてもあえて死の間際の出来事を吹聴してまわることで、本当は生きている光月トキの死を周囲にすりこんでいるという可能性もあるのではないでしょうか。
また、光月トキの顔が隠されているというのは、光月日和がどのキャラクターなのかわからないようにするためという理由が大きいでしょうが、これから登場もしくはすでに登場しているため隠しているという可能性もわずかながらにあるのではないでしょうか。
光月トキの「トキトキの実」はどうなった？
ぷに助ぱちぇこ悪魔の実ができる条件で有力視されているのが、「能力者が死んだ時に近くにある果物にその能力が憑依する」というものです。
現に、黒ひげ（マーシャル・D・ティーチ）は白ひげ（エドワード・ニューゲート）が亡くなったときに、遺体を布で覆い、そのなかに果物を置いたことでできた超人系（パラミシア）悪魔の実「グラグラの実」を手に入れています。
だとすると、光月トキが死んだとするならば、その有していた能力「トキトキの実」は、ワノ国にできたことになります。その実はその後どうしたのでしょうか。
- ワノ国にいる未登場のキャラクターが食した
- 元の時代に残っていた赤鞘九人男が保管している
- 光月日和が食した
トキトキの実の能力を有している人物としては、一時「シャンクス」を候補として挙げていました。
これは、カイドウと小競り合いをしていたはずのシャンクスら赤髪海賊団が、マリンフォード頂上決戦に登場し、周囲の反応からあり得ない速度でその現場にたどり着いたことが推測されていたためです。
しかし、モモの助たちがタイムスリップした際に、危険が残るであろう20年後のおでん城に飛ばされたことから、恐らくはトキトキの実に場所を移動させる能力はないのではないかという疑問も残るところです。
となると、上記に挙げたような可能性が高まるのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
光月トキについてはその正体を含め、かなりの謎が残されています。
個人的には「光月トキの生存」についてもまだ可能性があると思いますし、もし死亡していた場合には、その「トキトキの実」の能力を持つ者が新たに登場する可能性がかなり高いと考えています。
トキトキの実は、どんなに強い相手であっても100年後、1000年後の世界に飛ばすことができますから、実はかなり最強に近い能力ではないのかなと感じています。
