マリンフォード頂上戦争で1番メリットがあった人物が誰か調べてみた【ワンピース考察】

今回のテーマは「マリンフォード頂上戦争」です。

海賊(囚人)・海軍・革命軍すべてを巻き込んだともいえるこの戦争ですが、結果的に「白ひげ(エドワード・ニューゲート)」そしてポートガス・D・エースを失って終わりました。

この戦争で1番メリットがあった人物は誰だったのでしょうか?

目次

マリンフォード頂上決戦とは?

ぷに助
 エースの処刑から始まったんだよね。 
ぱちぇこ
 大騒ぎになることは明らかだったね。 

海軍本部のあったマリンフォードで発生した、これまでに類を見ない大規模な戦いです。この戦いには以下のワンピースの世界における主要な勢力が集まり戦いに参加しています。

事の発端はエースの身柄が黒ひげによって海軍に引き渡されたことから始まります。エースがゴール・D・ロジャーの息子であったことを知っていた海軍は、その血筋の断絶のため、この全面戦争を予想したうえで、エースの処刑に乗り出します。

その処刑を阻止すべく白ひげ、モンキー・D・ルフィ、そしてルフィらとともにインペルダウンを脱獄した脱獄囚らが救出に向かったことで大規模な戦争が巻き起こりました。

  • 白ひげ海賊団及びその傘下の海賊
  • 海軍
  • インペルダウン脱獄囚
  • モンキー・D・ルフィ
  • 王下七武海
  • 黒ひげ海賊団
  • 赤髪海賊団(戦争終結のために登場)
  • 革命軍(インペルダウン脱獄組)

それまでワンピースは過去の回想を除き、「キャラクターが死ぬ」という直接的な描写はありませんでした。しかし、この頂上決戦では、白ひげとエースの明確な死亡シーンが描かれており、読者に衝撃を与えました。

そのためか、「まだエースは生きているはず、復活するはず」と考えているファンも少なくないようです。

ワンピース 59巻 第574話

それぞれのメリット

ぷに助
 海軍はエースの処刑に成功したね。 
ぱちぇこ
 白ひげ海賊団が一番ダメージが大きかったね。 

このマリンフォード頂上決戦では、メリットを得た勢力とデメリットを得た勢力と大きく分かれてしまいました。

以下に簡単に書き出してみました。

メリットの大きかった勢力

  • インペルダウン脱獄囚 
  • 黒ひげ海賊団 
  • 海軍

インペルダウン脱獄囚たちは、そのままインペルダウンに幽閉されているべきところを、エース救出のために現れたルフィのおかげによって脱獄ができました。マリンフォード頂上戦争に直接関係ないものの、脱獄ができたというのはかなりのメリットだったのではないでしょうか。

また、黒ひげ海賊団はこの戦争の仕掛け人であるともいえます。恐らくはエース処刑による白ひげの絶命を狙ってのことだったのでしょう。そしてその思惑通り、超人系(パラミシア)悪魔の実の能力で最強ともいわれる「グラグラの実」の能力を手に入れています。さらには、白ひげ・エースを失った白ひげ海賊団のナワバリや残党を狙うことで着実にその勢力を増していきました。インペルダウンでも数多くの主力となる囚人を仲間に引き入れています。

ワンピース 59巻 第577話

 

海軍に関しては、「ゴール・D・ロジャーの血を断絶した」という事実を手に入れました。しかし、海軍においても海兵などをはじめとした損失はかなり大きかったと思われます。海軍の中でもその後元帥となった赤犬(サカズキ)が得をしたのではないかともいわれていますが、元帥対決では本人も深手を負い、三大将の青雉(クザン)も海軍を去ってしまいましたから、海軍で得をした人物は功績を挙げてサッと前線を退いたセンゴクなのではないでしょうか

デメリットの大きかった勢力

  • 白ひげ海賊団及びその傘下の海賊
  • モンキー・D・ルフィ

白ひげ海賊団は白ひげ・エースという主力戦力を失っただけではなく、その後の落とし前戦争でも黒ひげに負けており、そのナワバリや傘下の海賊を多く奪われる事態となってしまいました。そのため、この頂上戦争で一番ダメージを受けていることは間違いないでしょう。

また、ルフィは義兄であるエースを失っています。肉親を失ったダメージは計り知れないでしょう。しかし、今ではその死を乗り越え、強さへと変えています。

特に変化のない勢力

  • 王下七武海
  • 赤髪海賊団(戦争終結のために登場)
  • 革命軍

王下七武海、赤髪海賊団においてはこの戦争で特にメリットもデメリットもないでしょう。しいて言うならば王下七武海のジュラキュール・ミホークは腕の立つ剣士とやりあうことができ、赤髪海賊団は戦争を終結させた人物と名が挙がったことぐらいでしょうか。

革命軍に関しては、インペルダウンにいたエンポリオ・イワンコフらの脱獄ぐらいしか主だったことはありません。そんなイワンコフらもインペルダウンで元々快適に過ごしていたことから、なんらかの思惑があってあえてインペルダウンにいただけということが考えられます。

1番メリットがあったのは黒ひげ海賊団

ぷに助
 やっぱり黒ひげかな~仕組んだ人物でもあるし。 
ぱちぇこ
 グラグラの実の能力が大きいよね。 

マリンフォード頂上戦争で1番メリットがあったのは黒ひげ海賊団でしょう。

黒ひげがマリンフォード頂上戦争で得たメリットは以下のとおりです。

  1. インペルダウンで戦力となる囚人を仲間に
  2. グラグラの実の能力の取得
  3. 白ひげ海賊団のかつてのナワバリと傘下を手中に

また、それぞれが深手をおっているなか、黒ひげも負傷はしているもののそこまでひどいものではありません。

得たもの、失ったものを考えると黒ひげ海賊団が1番メリットが大きかったといえるでしょう。現にマリンフォード頂上戦争後には懸賞金も22億超えと跳ね上がっています。

ワンピース 92巻 第925話

 

黒ひげの次にメリットを受けたものを挙げるとすればインペルダウン脱獄囚たちでしょう。彼らはマリンフォード頂上戦争にも手を貸したものの、その後生き延び自由を得ています。元々囚人兵として一生インペルダウンにいたことを考えると、負傷はすれども失ったものなどはほとんどなく、メリットの方が大きいといえます。

まとめ

やはり、マリンフォード頂上戦争の仕掛け人でもある黒ひげ海賊団が一番メリットを受けていそうですね。

彼等の狙いは完全に白ひげのグラグラの実の能力であり、白ひげ・エース死亡、そして頂上戦争による主要メンバーの負傷や戦闘不能状態で戦力が低下しているなか、白ひげ海賊団のナワバリや傘下を奪うというところまで計算されているのではないでしょうか。

黒ひげ海賊団は初期メンバーについてはわかりませんが、後から増えたメンバーについては利害関係の一致で一緒にいるように見受けられます。

そのため、マリンフォード頂上戦争においても白ひげが弱るまでは出てこず、弱った時に白ひげを一斉に叩くという卑怯な戦略にも皆賛同したのではないでしょうか。

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