サンジはなぜロビンには「ちゃん」でナミには「さん」をつけるのか?【ワンピース考察】

今回のテーマはサンジの女性への呼び方についてです。

実はサンジは、ナミを「さん」づけで、ロビンやほかの女性キャラクターを「ちゃん」づけで呼んでいるのですが、皆さん気づいていましたでしょうか。

今回は、なぜナミだけ「さん」づけなのかを調べてみました!

目次

サンジ(ヴィンスモーク・サンジ)とは?

ぷに助
 女性好きだけど…。 
ぱちぇこ
 やっぱナミは特別だとか? 

 

麦わらの一味の戦闘員兼、コックです。異名は「黒足のサンジ」。コックの命である手を傷つけないよう、足技を使います。
 
海上レストラン「バラティエ」の副料理長でしたが、そこに訪れたルフィに誘われ、伝説の海「オールブルー」を求めて仲間となりました。
 
バラティエのコック、「赫足のゼフ」とはともに無人島に漂流しており、ともに壮絶な空腹を経験しています。そのことから二人とも、「腹を空かせているやつには敵でも食わせる」ということを信条としています。
 
またその漂流生活時にゼフがすべての食料をサンジに渡し、自身の片足を食していたことを知った時から、ゼフに絶大なる信頼と恩義を抱いています。
 
無類の女性好きであり、またゼフから「男は女を蹴ってはいけない」と言われていたこともあって、たとえ自分の命や仲間がかかっていても、容姿や年齢がどうであれ女性には絶対に攻撃しません
 
懸賞金は3億3000万ベリー
 
ホールケーキアイランド編ではジェルマ王国「ヴィンスモーク家」の三男で、王子であることが判明しました。
 
サンジの兄弟は、父ジャッジの手により、全員が強化人間かつ強靭な精神をもつ者として生まれましたが、サンジだけがふつうの人間として生まれます。
父からも兄弟からも虐待ともいえる冷遇を受けてきましたが、姉のレイジュにより国を抜け出し、海へと出たのです。
 
そして月日がたち、ビッグ・マムの企みによるサンジとプリンの結婚式で、父・そして兄弟と再会します。結婚式の本当の目的であるヴィンスモーク家暗殺を阻止したことで、わずかながらにお互いの距離が縮まりました。
 
サンジの父親であるヴィンスモーク・ジャッジは以下の要素を持ち合わせているため、今後も作品に深くかかわってくることが予想されます。
 
 
  • ホールケーキアイランド編でのビッグ・マムへの恨みを晴らす
  • 天才科学者「Dr.ベガパンク」の同僚であった
  • 世界政府非加盟国にされてしまった
  • ジェルマ王国は過去になんらかの大きな無念を抱えている

特に、ワノ国編では再び「Dr.ベガパンク」の名前が挙がっていますから、Dr.ベガパンクに関わる回想などで、ジャッジが再登場することは大いにあり得るでしょう。

ナミには「さん」、ロビンには「ちゃん」の理由は?

ぷに助
 確かに! 
ぱちぇこ
 考えたことなかった! 

女性好きで、すべての女性に敬愛をもって接しているサンジですが、実は80巻のSBSで、このような投稿がありました。

なぜサンジは、ナミ「さん」、ロビン「ちゃん」呼びなの?ロビンの方が年上なのに!

確かに!サンジは21歳、ナミは20歳、ロビンは30歳です。ふつうは「ナミちゃん「ロビンさん」ですよね。

もしくはなんらかのポリシーであるならば、「ちゃん」「さん」どちらかで統一してそうなものですが…。

これに対する作者の尾田先生の回答がこちら。

やーそんなこと深く考えてなかったですけどね。

ということで、なんとなくそうなっていただけのようです(笑)また、この件に関して、かつて仕事場のスタッフが尾田先生にいかような質問をしてきたそうです。

女性は年を取るごとに若く、若いうちは大人に扱われたい、という気持ちを持っていることをサンジが知っているからですか?

これに対して、尾田先生は、「も、もちろん、そうだよ」と答えたそうです(笑)作者が深く考えていないことでも、勝手にいい話・深い話になってしまうところも、ワンピースならではかもしれませんね。

尾田先生はあまり気にしていなかったこの件ですが、個人的にはネットでみた、「船においてナミは先輩、ロビンは後輩だからじゃない?」という回答が一番しっくりくるような気がします。

あとは、サンジに対して「高圧的かどうか」も関係しているのではないかなと。そうなると、女帝「ボア・ハンコック」に対してはどのように呼ぶのかが気になるところですね。

サンジはナミの下僕だから?

ぷに助
 えっ…。 
ぱちぇこ
 まあ、そういう考え方も…。 

サンジに対して「高圧的かどうか」が呼び方に関係しているのではないか、というのを裏付けるのが以下のサンジの発言です。

ホールケーキアイランド編で、あたらしくナミの下僕(しもべ)となったゼウスに対して憤慨するシーンです。自分で下僕と宣言していますね(笑)

しかし、29歳と年上で、一時は敵として裏切られた、ドレスローザ編の「ヴァイオレット(ヴィオラ)」にも「ちゃん」づけでしたし、

直接的に暴言をかなり吐かれているホールケーキアイランド編の「シャーロット・プリン」にも「ちゃん」づけです。

そのため、自身に対する高圧的な態度だけではなく、これまでの船旅によってナミとの「主従関係」が出来上がっているから、という説はもしかするとかなり有力なのかもしれません。

また、気になる年配の女性に対する態度ですが、女性扱い・レディ扱いはするものの、やはり「恋愛対象になるかどうか」でかなり変わってくるようです。

年配の女性であるからといって差別的に扱うことはありませんが、ウォーターセブン編のココロの人魚姿をみて悲しんだり、Dr.くれはを「バァさん」と呼んでいるシーンも見受けられました。

そのため、女性という大きなカテゴライズの中でも、おそらく以下のような順位付けがされているのではないでしょうか。

ナミ > 美女 > 女性全般 > 恋愛対象外になるほど年上の女性

サンジは主要キャラである美女意外にも、ごく一般的な容姿の女性にも優しくする姿がたびたび描かれていますが、すべての女性にメロメロになっているわけではありません。女性すべてに優しく接するものの、やはり自身の「恋愛対象となるか」によって態度が大きく変わるのかもしれません。

そうなると、ナミはサンジのタイプど真ん中なのかもしれませんね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回のサンジがナミにだけ「さん」づけしていることなど、言われなければ気づかないようなことがワンピースにはまだまだたくさん隠されていますね。

「さん」づけについては、作者の意図ではなかったようですが、どうしてそうなったのか、勝手にあれこれ考えるのも楽しいものです。

今後も、このような気づきがどんどんでてくるかもしれませんね。

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